東海自然歩道報告
          （1998/2/11 山中湖平野〜石割山〜長池山〜忍野八海）


月曜の古田のメールから突然始まった自然歩道企画は、火曜日にはバスの予約
をして、水曜日の出発を迎えるという慌ただしさだった。
朝、弘明寺の電車の時間がわからなかったため、バスの出発ギリギリに新宿に
着くことになってしまい、林、古田を心配させてしまった。申し訳ない (_o_)
この日は文句なしの素晴らしい快晴。首都高から見る富士山の景色がこれから
の楽しさを予感させる (^o^)

ところで、今回は日帰りということで、皆、気楽な装備で参加したのだが、全
員うっかりスパッツを持っていくことを忘れていた。もう一つ忘れてたのは、
３週間前に河口湖周辺で記録的大雪があったことなんだが…。富士急ハイラン
ドを通過する頃に目が醒めた時には完全に後悔モードに入っていた (--; 「絶
対春まで解けんわい」と言わんばかりに辺り一面深そうな雪。実際にはこの時
の予想を上回る雪だったのだが。

富士吉田でバスを乗り継ぎ11時位に山中湖の平野に着く。国道を離れ石割山入
口に着くと早速雪。スパッツを持って来なかったことを後悔する。この日は林
のおニューのトレッキングシューズのデビューでもあったのだが、扱いが手荒
いご主人様に仕えることになってしまいハードなデビューとなってしまった。

我々は、一面の雪を見て犬のようにはしゃぎ回る古田を先頭にして登る。天気
は相変わらず良くて登ってると暑いくらいである。ここで林、古田の飲ん兵衛
達はビール買っとけば良かったとわめき始める。実は富士吉田のイトーヨーカ
ドーで昼食の買い出しをした時に気を使ってビールを持っていこうと提案した
のだが、２人に冷たい反応をされやめてしまったのだ。だから言ったのに (--#
雪渓でビールを冷やせば最高だったろうなぁ…

事前の話しだと、平尾山へのコースから、途中で道を離れて石割神社を経由し
て石割山にいくルートがあるらしいとのことだったが、結局そのまま平尾山に
着いてしまった。ちなみに私の持っているエアリアマップには載ってないので、
道を見過ごしたのかどうかは不明。でも（普通の）石割山登山コースはヤブ漕
ぎだったようだし、景色も良かったのでこちらが正解かもしれない。

平尾山を経由して１時頃に石割山到着し、遅めの昼食。目前に雄大な富士山、
眼下に山中湖を見ながら当たり一面雪の中で飯を食うのは気持ちが良い！ちな
みに石割山は山梨100名山だそうで。でも、やっぱりビール買っとけば良かっ
た〜と重ね重ね後悔する (;_;)

昼食後また平尾山に戻って平尾峠、大平山、飯盛山と進む。雪は相変わらずで、
東海自然歩道の看板も半分くら埋まってたりする。また、所々解けてきている
のでうっかりすると足の半分くらい埋まりながら進む。

それでも何とか長池山迄はほぼコースタイムで歩いたのだが、ここから東海自
然歩道はメインの登山コースから外れ、忍野八海への急な下り坂となる。この
後が大苦戦！ほとんど誰も歩いてない雪道を歩くには我々はあまりにも準備不
足だった (--; ひどいときは股下近くまで雪に埋もれながら苦労して下山。よ
うやく道路が見える雪のない所まで降りた時には、靴の中がビショ濡れになる
くらいだった。。。

実は帰りは忍野八海からバスなのだが、コースタイムは楽勝でこなすだろうと
思ってたので出発時間に余裕を見ずに計画していた。当然今日のような状態で
は時間が足りない！時は走りながらなんとかバスに間に合った。お蔭で忍野八
海の集落の景色を楽しむ時間が全くがなかったのが非常に残念である。

なんとかバスに間に合った我々は、林の持ってた新聞で靴を乾かしながら落ち
着こうとするが、ここでも八海で酒屋を探す時間のなかったのを後悔する (^^;
しかし、古田がバスの途中停留所の河口湖駅前にビールの自販機があることを
発見。バスの運ちゃんに「１、２分いいですか」と言い残してダッシュ。古田
様どうもありがとう。ようやく必需品を手に入れた我々は乾杯で喉を潤した後、
ゆっくり眠ることができました。新宿到着は19:00頃でしょうか。

とりあえず、今回の教訓（て言うのかな？）は、
・日帰りだからと言ってなめてはいけない
・天候などよく考慮して装備はぬかりないように
・時間には余裕を持とう
・山の上では酒は買えない。後悔しないように早めに買っておこう
くらいですかね？でも雪山はやっぱり楽しいです。

最後は新宿の王将（ギョーザ屋さんじゃないよ）でビール飲みまくって解散と
なりました。寮に着いたら23:30だった。遅い (^o^;

駄文長々と読んでくれてご苦労様。