１９９６年夏南紀サイクリング報告


8/9(Fri)  晴  寮（横浜）−会社（三田）−池袋〜（夜行バス）〜 (40Km??)

８年も乗り続けたランドナーに別れを告げて、新しいランドナー（同じmiyata
の後継機）を購入しツーリングに出かけることにした。自転車が届くのがギリ
ギリだったし、いきなり輪行で傷がつくのもいやなので、夜行バスに持ち込む
ことにした。しかし、出発日は平日で仕事もある。。
結局、早朝寮を出て、そのまま会社にいった後、夕方直行で池袋のバスターミ
ナルまで自転車で走っていくことにした (^^;

バスは荷物を入れるトランクが狭く、最初「載せられない」と言われ心配だっ
たが無事乗車。ふぅ〜。


8/10(Sat)  晴  （夜行バス）〜南紀勝浦−太地町−古座川町（細井邸）〜
               （車）〜潮岬ＹＨ (25Km)

勝浦から自転車を組み立てていよいよスタート！
適当に勝浦、鯨の博物館を見学して（落合記念館は行ってない）古座川町へ。
ちなみに鯨は高かったので食ってないです (--; 

今回のツーリングの大きな目的の一つに、震災の時に亡くなったサークルの後
輩である細井の実家（古座川町）に寄って、墓参りをすることがある。これで
ようやく３人の墓参りをすることができる。しかし、ちゃんと小ぎれいな格好
をして行くつもりだったのに、そのまま汗だくの格好で実家まで行ってしまっ
たのであった (--;

細井の両親と会うのはもちろん初めてなんですが、大そう歓迎してくれて恐縮
しました。といいつつ全然遠慮しなかったけど (^^; 聞けばサークルやクラス
の仲間が交替で結構お邪魔しているようだ (--; 写真を見ながら色々話しをし
てるうちに、勧められるままにビール飲む飲む、つまみ食う食う…「まだ潮岬
まで走らんと…」と遠慮すると、「送ってやるから」と言われ、そのまま夕方
までいました。ひどい話しだ。。。

結局細井のお父さんの軽トラに自転車を載せてもらい、潮岬ＹＨまでいきまし
た。お土産（ひもの）までもらっちゃった (^^;

あ、ＹＨは本当に潮岬にありました。まあ、設備はあんなもんかな。泳ぎに来
た客が多そうだった。ちなみに潮岬にはキャンプ場があってこちらにも人がいっ
ぱいいたけど、私は荷物をＹＨに送るために使いませんでした。


8/11(Sun)  晴  潮岬−白浜−田辺 (87Km)

潮岬を出て海岸線をずっと一路白浜方面を目指す。快晴 (^^)
昨日からそうだが本当に海がきれい。真っ青だもんなあ。
途中いくつか海水浴場があって気持ち良さそうだった。なのに汗だくになって
自転車を漕ぐのは辛い。時間的に余裕があれば海岸でゆっくりしたかったのだ
が。

数え切れない程アップダウンを繰り返して、ようやく３時くらい？に白浜到着。
３年前私が入っているオートキャンプＭＬの秋のオフミで訪れて以来だ。その
時教えてもらった崎の湯（海辺の岩場にある露天風呂、無料）に入った後、近
くの店で温泉卵を食す。うまい。

今日は田辺市の扇ヶ浜公園でテントを張る。地元の若者が何人かいたが、気に
せずテントを張って寝た。


8/12(Mon)  晴  田辺−虎ヶ峰峠−龍神温泉−小又川キャンプ場 (53Km)

あまりにも暑過ぎて目が醒める。今日から山岳地域を走る。一気に景色が変わっ
て静かな山村に入るのが南紀の良い所だ。
田辺から550mUPで虎ヶ峰峠を越えて龍神村に入る。この時はちょっと曇ってた
のでラッキーだった。後は川沿いなんで楽勝。ゆっくりしたけど２時過ぎには
龍神温泉に着。

せっかくなんで龍神温泉の公衆浴場（露天、内湯、各400円）に入る。ここは
三大美人の湯（後は島根と栃木のどっか）とのことであるが、残念ながらここ
で湯上がり美人を見ることはできなかった (^^;

ここから2Km程でキャンプ場へ。今回、唯一金を払ってキャンプした所なんで、
報告もしときます。
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場所  ：小又川キャンプ場 
        和歌山県龍神村（龍神温泉から十津川方面に約2Km）

サイト：フリー。キャンプサイト自体の広さもそんなに大きくない(10mX25m)。
設備  ：水場１箇所。バンガローが５棟くらいありました。
        自販機の類はなく、龍神温泉までいかないと何もありません。
トイレ：水洗。そこそこきれい。
        O-157対策でしょうか、手洗用の洗浄液があった。
お風呂：なし。まあ、車だとみんな龍神温泉に行くでしょう。
車乗り入れ：不可。車は入口の道路脇に止めて急な坂を５０m程下る。
料金  ：700円（持ち込み１テント／１人の場合）
その他：小又川のすぐ側にあり川遊びは可能。
        龍神温泉の最寄りキャンプ場。
        燃えるゴミは焼却場へ、燃えないゴミは管理人さんの家に持っていき
        ます。

感想  ：本当になんにもありません。大きさも狭いし値段から考えると、どう
        かな？という気もしますが、この何もないというのがいいというなら
        静かでいいかも。
        小又川はきれいで川遊びしたい人にはいいでしょう。盆に泊まったせ
        いもあるでしょうが、家族連れが多かった。
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今日はペルセウス流星群の極大日だっけ？子供が遅く迄大騒ぎして眠れなかっ
た。


8/13(Tue)  曇後雨  小又川キャンプ場−高野龍神スカイライン−高野山−
                   五條 (80Km)

今回のメインの一つである高野龍神スカイラインを目指す。
しかし、あいにく天気は悪い。20数Kmの坂を登って、ようやくスカイライン最
高峰護摩壇山（約1300m）着。ここで丁度昼。天気が良ければもっと景色は素
晴らしいんだろうなあ。

この後が強烈な大雨になってしまい、ひどい時はサングラスをしても前を見る
ことができない状態で高野山まで行くことになったのが残念である。

３時前に高野山着。実は私は初めてだったりする…。
想像以上に広い町だった。墓地も大きく、UCC関係者の墓は墓石の両脇にコー
ヒーカップを型どった石があったのが印象に残る。
この日はお盆のイベントかなんかあったようで参道の脇に灯ロウの用意をして
いた。６時頃から点灯と言うことで、ここのＹＨに泊まることも考えたが、雨
もあがってきたので先を急ぐことにした。

高野山からはマイナーなR371を通って橋本までいく。狭くて車がすれ違うのも
大変だが、深い山合いと言う感じで、なかなかいい道だった。途中至る所に脇
水が出ているので水マニアの人は試して欲しい所です。キャンプ場もあったが
調査してません。

結局、今日は五條まで走って吉野川の川辺にテントを張った。


8/14(Wed)  晴  五條〜（電車）〜実家（伊丹）

今日は五條の友人に会うことになったので、自転車や不要な荷物は横浜に送っ
て、電車で実家に帰る用意をする。

全て用を済ませた後、友人宅にお邪魔したのだが、またそこで散々ご馳走になっ
て、ついでに五條名物柿の葉寿司（うまい！）や、御歳暮でもらった酒（響）
を「いらないから」といってお土産としてもらってしまった (^^;
なんか自分で金をかけないうちにどんどん実家へのお土産が増えてしまったな
あ。。


こうして無事に実家へ到着。その日から会社が始まるまで、一転して食う、飲
む、寝るの怠惰な生活が始まるのでした。


走行距離 285Km
---
おわり